「テナント募集業務(テナントリーシング)の流れ」の八回目です。
本日は、前回に引き続き「保証金」や「敷金」といった「預り金」の話の続きで、募集時の条件設定の考え方についてお伝えします。
賃貸の募集条件を決めるにあたって、特に貸ビルや貸店舗、貸事務所(オフィス)といった事業用のテナント物件における「保証金」や「敷金」は、物件の立地や規模、グレードにもより程度の差こそあれ、一般的に賃貸住宅と比較して高額に設定されているケースが多く、テナント(借主)にとってはその負担は決して小さいものではありません。
そのため、立地や建物、付帯設備などに強みのある物件でない限り、特に定期的に訪れる景気循環の下降局面などにおいては、初期費用の中でも最も金額の占める割合の多い保証金(敷金)が高額になると、テナント募集の段階で苦戦するケースも発生してきます。
そのような意味からも、従来からの相場だけで無意識に保証金(敷金)の金額を設定するのではなく、
- そもそも保証金(敷金)を何ためのためにテナントから預かる必要があるのか?
- うちの物件ではどのくらいの保証金(敷金)が適正なのか?
について、冷静に考える必要があるのではないかと思います。
この続きや詳細については下の動画をご覧頂ければと思います。