「テナント募集業務(テナントリーシング)の流れ」の二回目です。
本日は「募集条件の設定」についてお伝えします。
前回お話した、現地における物件の周辺環境や立地、物件内部の内装や設備の状態などを確認し、さらに物件オーナーのご要望等をお伺いした後は、いよいよ募集条件の設定をしていくことになります。
テナントの募集条件としては、大きく以下の三つの項目の設定が必要になります。
一つ目は、月々の収入項目の設定になります。
毎月の収入としてまず思いつくのは当然「賃料」ですよね。
その他月々の料金としては、物件にもよりますが、
- 管理費、共益費
- 看板使用料
- 駐車場使用料、駐輪場使用料
- 電気使用量など(建物で一括受電の場合)
などがあります。
次に二つ目として、入居時(契約時)の初期費用などの一時金の設定です。
これには、
- 保証金、敷金などの預り金
- 礼金、更新料などの収入となる一時金
などがあります。
そして三つ目は、「引渡し時(入居時)の状態」および「退去時の状態」、つまり「原状回復」についての考え方の設定です。
上記3項目の他にも考えなくてはいけない募集条件もあるとは思いますが、特にこの3点は基本になります。(【追記】これ以外に大切な募集条件を忘れていました。それは「契約形態」です。これについては後日お伝えさせて頂きます。)
中でも、最後にあげた「原状回復」についての考え方の設定は、テナント物件、特に店舗物件においては、さらにこれからの賃貸経営においては、テナント物件だけでなく、一般のアパートや賃貸マンションにおいても大きなポイントになってくるものと思います。
この続きや詳細については下の動画をご覧頂ければと思います。