こんにちは。
テナント物件専門の不動産コンサルタント、
チャレンジ・スペースの梶谷です。
チャレンジ・スペースでは、テナントビルのオーナーさんから、テナントの入れ替え時期ではなく、入居賃貸中に今までの不動産会社から管理会社の立場になることを依頼されるケースが時々あります。
その理由で多いのは、今まで任せていた不動産会社との間で、信頼関係が崩れてしまった、というケースが多いです。
また、そのようなケースにおいては、同時に入居テナントとの間でトラブルを抱えて悩まれているケースが多いのも特徴です。
そして、そのようなビルオーナーさんからじっくりとお話を聞いてみると、その原因が大きな一つが浮き彫りになってきました。
結論から言うと、やはり入居審査が甘い、それに尽きるのではないかと思います。
よくオーナーさん達からは、次のような言葉を聞きます。
『前の不動産会社は、誰でもいいからテナントを入れたがっていたよ。』
と。
しかし、確かにそれは分かるのですが、これをさらに深掘りして行くと、ふど2つの大きな原因に分類できると思います。
1つは、不動産業界の構造による原因です。
つまり、不動産会社は入居者が決まって始めて仲介手数料という収入を手にすることができるため、オーナーの代理人としてのプロパティマネジメントの意識を持っていない単なる仲介会社であれば、成約を優先させて審査が甘くなりやすい傾向にあるからです。
さらに、入居後が関係ないとなれば、オーナーとの意識の差は広がるばかりで、どうしても入居者よりの言動を取らざるを得なくなってくることでしょう。
もう1つの原因は、オーナーの意識にあります。
つまり、賃貸経営における最大のリスクを空室リスクに置いているため、とにかく早く入居者を決めて、収入を上げたい、と言う考えです。
これは、確かにきもちはわかるのですが、悪いテナントが入ったことによる入居後のトラブル処理の方がどれだけ大変か、という点が忘れられています。
特に、店舗や事務所と言った事業を営むテナントをお客に賃貸経営をする場合は、アパートやマンション以上にリスクが高まる危険があります。
以上より、
テナントビルのオーナーさんにとって、パートナーとしての不動産会社を決める基準としては、
●テナント募集時だけでなく、入居後の管理をオーナーと同じ長期的な視点で考えて業務をしているか?
ということが、とても大切だと思います。
あと、できれば、
●アパートやマンションといった賃貸住宅とは異なる、テナントビルや貸しビル、貸店舗、貸事務所と言った、事業用物件に精通しているか?
●さらに、店舗やテナントの紹介だけでなく、テナントの管理の経験が豊富か?
といったところが、不動産会社を選ぶポイントではないかと思います。
ちなみに、弊社 チャレンジ・スペースは、
テナントビルや貸しビル、貸店舗、貸事務所、賃貸オフィスなどのテナント経営をされている不動産オーナーのための不動産会社として、
オーナーの代理人、エージェントとして、テナントビルオーナーと同じ意識で仕事をしています。
元々、私自身が、商業施設など開発、運営するオーナーとしての立場で長いこと仕事をしてきたため、必然的にこのような仕事に現在も携わっているのかもしれません。
弊社では、
業務の最終目的は、
長期優良テナントに入居してもらい、オーナーの大切な顧客であるテナント(借主)の商売繁盛をサポートするとともに、物件周辺のエリアの価値向上にも寄与できるようなテナント管理を通じて、オーナーの大切な物件の資産価値の向上を図ること、にしています。
少し大きすぎるかもしれませんが、本気でこのように考えています、笑
だから、チャレンジ・スペースは、例えやっていることは同じように見えたとしても、一般の不動産会社とは全く異なる考え方でテナントビルオーナーの不動産経営をサポートしています。
以上、テナントビルオーナーの味方は誰か?不動産会社、管理会社を決める基準についてお伝えさせて頂きました。
横浜市、川崎市、神奈川県、東京都内などで、テナントビルや貸ビル、貸店舗、貸事務所、賃貸オフィスなどのテナント経営をされている
不動産オーナーの方々のご参考になれば幸いです。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。