「テナント募集業務(テナントリーシング)の流れ」の三回目です。
本日からは、前回お伝えした募集条件の基本3項目(その後一つ追加して4項目)の詳細についてお伝えします。
本日は「賃料や月々の収入項目の設定」についてです。
貸ビルや貸店舗、貸事務所(オフィス)といった、事業用のテナント物件における「月々の収入項目」としては主に、
- 賃料(テナント料)
- 管理費または共益費
- 看板使用料
- 駐車場や駐輪場の使用料
- 電気代
などがあります。
これらの料金収入は、賃貸テナント経営の根幹を成すものであるため、世の中には色々な考え方があると思います。
特に、賃料や共益費については、都心や中心市街地における、ある程度の規模の貸ビルやテナントビルにおいては、立地や建物のグレードによる坪単価で相場が形成されていることもあり、貸主も借主も双方、坪単価で賃料等について考える傾向があると思います。
一方、私(弊社)が仕事で携わることが多い、中小の貸ビルや街中の貸店舗や貸事務所といった比較的小規模のテナント物件においては、一概に坪単価で賃料を設定しているケースは逆に少ないのではないかと思っています。
つまり、
相場はあるようでない
というのが個人的な感覚になります。
では、比較的小規模のテナント物件では、どのように賃料などを設定していったらよいのでしょうか?
もしくは、どのように賃料設定をしているケースが多いのでしょうか?
その辺について、私の経験や考え方を下の動画でお伝えしています。
あわせて、管理費や共益費、その他付帯設備の使用料などについてもお伝えするつもりでしたが、「賃料」の話だけで動画の時間オーバーになってしまいまいましたので、この続きはまた次回以降にお伝えさせて頂きます。