昨日の投稿の続きです。
昨日はなんで最近の若い学生達(大学生や高校生、中学生、小学生も)はカフェで勉強しているのだろうか?
という疑問について書きました。
でも、ふとその答えを今日思い出したんですね。
結論から言うと、
- みんな人を意識していたいんだと思うんですよね
- 頑張っているところを人に見て欲しい
- 自分以外にも頑張っている人がいるところで頑張りたい
- 自分と同じように頑張っている人を感じたい
など、なんて言うんですかね~
自分にも分かるような気がしてきたんですよね。
小さい頃、家で勉強をしている時に、自分の部屋で一人で勉強していると、何だか集中できなくて、逆に漫画かなんか読んでしまって全く勉強がはかどらない。
それで、家族がいつも集っている台所兼居間、今でいうとダイニングキッチンですか?そこで勉強するとやたらとやる気と集中力が湧いてきて勉強がはかどる。
家事の音や家族のしゃべり声、テレビの音、玄関の扉の開け閉めの音など、いわゆる勉強する理想的な環境とは程遠いくせに、なぜだか勉強がはかどる。
そんなもんなんですよね。
でも、当時は食卓で勉強しようとするとよく母親に怒られた記憶があります。
いつの時代も大人は分かっていないんですよね、笑
だから、自分の昔のことを思い出していたら、今の若い子達がカフェで勉強する気持ちが少し分かってきましたね。
ちなみに、私は独立開業当初、空きビルをシェアオフィスにリノベーションプロデュースして、そしてそこを運営する仕事をしていましたが(ちなみにそこに今の自分の会社の事務所も構えていますが)、
そこに集っている起業家や専門家などの入居者さん達を観察していて、まさにカフェで勉強している若い学生達と同じ心理状態があることを当時強く気付いたものです。
家でもできる仕事なのに、家でやらずにわざわざシェアオフィスを借りて、そこまで出かけて仕事をする。
一般的によくきく入居理由としては、
- 家にいると家族や子供の声などがして集中できない
- 自宅の住所を知られたくない
- 費用を抑えて事務所を設けたい
などですが、
頻繁にシェアオフィスに来られて仕事をされている方々を見ると、先程お伝えしたカフェで勉強をしている若い子達の想いと同じなのではないのかな、とよく思ったものです。
そういう私も独立当初、自分でシェアオフィスを作りましたが、他の入居者さん達と同じように、このような思いで心を満たしていたんだと思います。
さて、子供達がカフェで勉強するメリットはまだまだあると思います。
自分の昔を振り返ってみれば見えてくるのですが、この年代の子供達からすれば、勉強って、はたして心の底から一番興味のあることなのでしょうか?
もちろん、勉強が得意で、また若くして興味や得意の分野が明確になっていて、勉強が楽しくて楽しくて仕方のない子もいることはいるでしょうが、
多くの子供や学生達にとっては、勉強よりも興味のあるものは、友達との交流であり遊びであり、思春期であれば異性を意識しての同性との恋愛談義であり、そしてできれば実際に異性と過ごす時間ですよね。
そう考えると、カフェでの勉強って、勉強以外の楽しみも味わえるチャンスに満ちていますよね。
うるさい親の目を離れて、自由を獲得する手段だったのかも、と思いました。
それならば逆に納得して安心した次第です(余計なお世話ですね、笑)
ただ、カフェにいてどうしてももう一つだけ気になることがあります。
それは親と一緒に勉強している子供達です。
しかも親御さんの方が真剣で、子供が来る前に席を確保して、そこで子供にオヤツやご飯を食べさせてから、その後勉強が終わるまで目の前でスマホをやりながらずっと一緒に付き添っているケースなんかをよく見かけます。
最近では、休日に若いお父さんが付き添っているケースも見受けます。
色々な意味で心配になりますが、それもきっと余計なお世話で、きっとやっている方々からするとその意味があるのでしょう。
今の浅はかな自分なりの考察としては、きっと勉強をさせている親御さん自身としても、子供たちが自発的に勉強をしたいと思っているわけではない、ということを自覚している、
つまり、親が子供に受験や塾や学校の勉強をさせたくてやらせているからこそ、そばで一緒に応援してあげないと子供は勉強しない、ということに気付いているのかなと。
今後、自分なりに考察してみたいと思います。
でも、これはあくまでも私の個人的な意見ですが、ティーンエイジャーという感性豊かな、何でもドンドン吸収して伸びる時期でもあるこの年代の子供達には、本当に興味のあることをさせてあげた方が、大人になってから色々な意味で心豊かな人生が送れるのではないか、と50を迎えた中年男子の本音の想いであります、笑
他人のことなのでどうでもいいじゃない?という意見も当然ですが、
店舗などテナント物件を扱う仕事をしている自分にとっては、街中で繰り広げられている人々の行動の変化はとても気になります。
今後も、このような変化を見逃さず考察していきたいと思います。
ちなみに、冒頭の写真は、私の会社の入居するシェアオフィスにおいて、今から10年以上前の開業当初から継続して開催していた恒例のランチミーティングの開催風景です(残念ながらコロナになってからは開催していませんが)。
この写真を見ると、今の若い学生達がカフェで繰り広げている光景となんら変わりはないのかもしれませんね、笑